入園式で感じた少しの息苦しさ
昨日は0歳の息子の保育園の入園式でした。
そこでちょっともやっとしたことがあったのでブログに書きます。
園長・職員挨拶のあとの、写真撮影でのことです。
0歳児の保護者は最前列に並んで、園児用の小さい椅子に座らなければなりませんでした。
その日の私の服装は、膝丈のタイトスカートのワンピース。
低い椅子に座ると、スカートが上に引っ張られて、ミニスカートで体育座りをしているような形になってしまいます。
いい歳した保護者の太ももとかパンツとか見たくないじゃないですか??!
そんな写真残されたら私も嫌だし、他の人だって気まずい思いをすると思うんです。
それで近くにいた保育士さんに、後ろの列に立ちたいとこっそり伝えました。
するとその保育士さんはとまどいつつも、後ろの列を案内してくれました。
が。
他の保育士さんに、0歳児は前ですよーと、再び前に誘導されてしまったんですね。
どうも、全員の同意を得ないと後ろの列には行かせてもらえないらしい。
先程の保育士さんは、どうしよう私が決められることじゃないし…とでも言いたげな困り顔をされていました。
会場に動揺が広がりそうになったので、私はすぐに要望を取り下げて、前の列に座ることにしました。
決して短い丈のワンピースではなかったんですがね。
ごめんなさいこんなに脚をさらして。
ちょっと投げやりな悲しい気持ちになった所で息子が号泣。
お腹が空いたようで、あやしても泣き止む気配はなし。
パシャ、パシャ、パシャ。
もう10枚くらい撮ったかと思うのに、カメラマンのおじさんは全員笑顔の写真が撮りたいのか、息子をあやしに来ました。
いや、お腹すいてるんであやしても無理なんですよ。
それより早くこの撮影を終わってほしいです。
そして涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった息子の顔を拭いてあげたい。
他の人だって早く終わらせたいと思ってるんじゃないかな?
うちの子のせいで撮影が終らない状況が正直辛くて、心のなかでそう思っていました。
そして撮影終了。
妙にぐったりと疲れました。
もやもやとした不安が湧いていました。
たったこれだけのことなのに。
むしろこんなに小さいことだからこそ、まったく融通がきかなかったり、全員きれいに揃うまで終わらなかったりすることが、少し怖くなったのです。
何十年かぶりに、学校の不自由さを思い知らされたというか。
無意味なルールでさえ変えられない場所。
何でも多数決で決めて、議論の余地がない。
それに従わないと空気読めないダメなやつとレッテルを貼られる。
学校っていまだにそうなんですか?
保育園に入園させてもらっただけでもありがたいし、保育士さんも園長さんもカメラマンも何も悪くはありません。
ただ、これから始まる学校教育のルールに、息子が慣れることも慣れないことも、どちらも喜ばしくないことになってしまわなければ、いいのですが。