東村山1丁目 diary

渋谷のIT企業から波佐見焼の会社へ転職!Webディレクション・デザイン・ECなど仕事の話から、食事や映画の感想まで。

Google Consumer Surveys を使ってみた。

Google Consumer Surveysは、Googleが提供するインターネットリサーチツールです。
誰でも簡単にオンラインアンケートを実施することができます。

このサービスのすごいところは、

・オンラインですぐに調査を始められる
・48時間以内に調査結果がわかる
・調査結果が統計的に整理されて表示される
・回答者は代表的かつ妥当なサンプルであることが確かめられている
・人口統計的なセグメントを利用して回答者を選べる
・10¢から利用できる
・回答方式が豊富に用意されている

などです。

どんなもんかよくわからないので、早速使ってみました!

実際に仕事で使う際には質問内容やフォームの種類を吟味する必要がありますが、今回はテストなので質問は一問だけでシンプルに済ませました。

<質問>
 「ブログをスマートフォンで更新する時、どちらを使いますか?」
<回答選択肢>
 webブラウザ/アプリ の二択
<オーディエンス>
 Androidユーザーかつ日本在住かつ日本語話者
 ※Androidユーザーのアンケート回答には特定のアプリを使うので、インターネットリテラシーやや高めのユーザー層になります
<料金>
 5ドル(有効回答50件分)
 ※サンプル数や質問数を増やしたり、ユーザー層を絞ったり、回答をスクリーニングすると料金が上がります

▼質問はAndroidユーザーにこのように表示されました。
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二日後、結果が出ました。
速い!

さて、どちらの回答が多かったでしょうか?

▼結果画面
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どちらも同じくらいの使用率です。
サンプル数が少ないこともあり、二つの選択肢の間に統計的に優位な差は出ませんでした。

が、属性別に見ると、次のような傾向があるらしいことが伺えました。

・男性はアプリを使うことが多い。
・女性はwebブラウザーを使うことが多い。
・若い人はwebブラウザーを使うことが多い。

▼属性別結果画面。
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以下、質問作成時の画面を参考までに載せます。

▼オーディエンス選択画面
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チャット形式のカスタマーサポートもあるので安心ですね。(画面右下)

▼質問フォーマット選択画面
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▼質問作成画面
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質問作成時に、回答選択肢の表示順をランダムにしたり選別用の質問を作れたり、余計なバイアスを排除できるのがいいですね!
はじめに「あなたはスマートフォンでブログを書いていますか?」といった選別用の質問を作ると、より精度の高い結果が得られると思います。
回答者に偏りがないように重み付けも適宜行ってくれるらしいし、こちらでデータを加工する必要はほぼないでしょう。

ちなみにアンケートは、Google opinion rewardsというAndroidアプリか、Googleと提携しているサイト上で行われます。
私もアプリに登録してみたところ、簡単な質問に2問回答するだけでGooglePlayクレジット100円分をゲットしました!
お小遣い稼ぎにぴったりですよ。
(アンケート回答内容がGoogleアカウントに紐づけられることはないとのこと)

さらにこのGoogle Consumer Surveysを使って、サイトの満足度なども無料で簡単に調査できます。
コードをペタッとサイトに貼るだけ。

▼自分のブログに貼ってみた。
http://paper-girl.jugem.jp/

他にもいろんな調査に使えそうなので、時間のあるときにいじくってみようと思います。

Google Consumer Surveys
Home | Google Consumer Surveys

はー、いっちょめいっちょめ。